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牧師の書斎 2020.4.5

2019年12月、中国湖北省武漢市で始まった原因不明の肺炎の集団発生は、翌年1月に新生コロナウィルス感染症によるものと判明したが、数ヶ月の間にパンデミックと言われる世界的な流行になって、現在に至っている。


混乱がまだ続いている状態の中、4月1日に政府の新型コロナウィルス感染症対策専門家会議で、10人以上の集会や、家族以外の多人数での会食等をさけるように、提言があり、「市民の求める行動」として3密に加え、大きな声を出す、大きな声で歌うことは感染リスクが高い」との警鐘があった事を受けて、私たちの教会の礼拝や週日の集会を4月18日の土曜日まで休止することを決断した。


世界中が目に見えないコロナウィルスとの戦いが始まってもう、数ヶ月以上経っているが、まだまだ終息のめどが見えないでいる。ゴールの予測がつかないことほど、不安や心配が掻き立てられ、疲れるものはない。
「2人でも3人でも、私の名において集まるところには私もその中に居る」と言われた主イエスのお言葉を思いながら集会を休止せざるを得ないことは、心痛であり、兄弟姉妹の大きな執りなしの祈りを要することである。
キリストの群れを散らすことが、サタンの目的の一つであるとするなら、今まさに格好のチャンスとばかりにして攻撃してくるであろう、と危惧する。


しかし、私たちの内におられる勝利者イエスが凄まじい復活の力を持って御父の御座の右に立ち上がって勝利を宣言してくださっておられる。今こそ、主に合わされた者が一つになって祈る時であると思わされる。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように」ルカ2章14節
全てを益に変えて栄光を現して下さることを信じよう。